抗うつ薬の作用 3

副作用として吐き気や眠気といったものが一時的に出る場合もありますが、うつ病に関係するセロトニントランスポーター(シナプス間隙に遊離されたセロトニンの一部を、神経終末に再び取り込む機能をもつ)に選択的に作用するため、三環系抗うつ薬で起きる副作用はこれらに比べて比較的少ないとされています。

SNRIセロトニン系ならびにノルアドレナリン系の神経の両方に作用して、シナプスにおけるセロトニンノルアドレナリンを正常に近い状態に調整するといわれています。