2011-03-01から1ヶ月間の記事一覧

そのほかの薬剤 2

また、漢方薬が処方される場合もあり、患者さんによっては効果を示す場合もあるようです。どのような薬についてもいえることですが、 服用する際には、目的や効果・安全性についてよく理解し納得した上で使用することが重要です。少しでも疑問な点があったら…

そのほかの薬剤 1

抗うつ薬による治療でもなかなか効果が得られない場合、その他の薬を併用した「強化療法」を行うことがあります。これは、あくまで抗うつ薬による治療に反応しない場合に限られます。 強化療法には、気分安定薬と呼ばれる炭酸リチウムやバルプロ酸などの「気…

睡眠薬 7

治療上の役割うつ病の治療においては、睡眠薬は不眠を軽減させるための対症的な薬として捉えましょう。不眠の背景にうつ病があるため、それを治療しなければ根本的に不眠も改善しません。 従って、十分な休息と抗うつ薬による治療が原則ですが 抗不安薬と同…

睡眠薬 6

基本的な作用 ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、同様の構造をもった抗不安薬と同じ作用がありますが、 抗不安作用はそれほどでもなく、睡眠を起こす作用の方が強いため、睡眠薬として用いられています。化学構造の異なる非ベンゾジアゼピン系の睡眠薬は、 ベン…

睡眠薬 5

長時間型 クアゼパム フルラゼパム ハロキサゾラム 超長時間型 プラゼパム ロフラゼプ酸 フルトプラゼパム 非ベンゾジアゼピン系睡眠薬 超短時間型 ゾピクロン ゾルピデム メラトニン受容体作動薬 超短時間型 ラメルテオン

睡眠薬 4

日本で使用可能な主な睡眠薬ベンゾジアゼピン系睡眠薬 超短時間型 トリアゾラム短時間型 ブロチゾラム ロルメタゼパム リルマザホン中間型 フルニトラゼパム ニトラゼパム エスタゾラム ニメタゼパム

睡眠薬 3

睡眠薬の種類抗不安薬とほぼ同様ですが、 ベンゾジアゼピン系と非ベンゾジアゼピン系(ベンゾジアゼピンの化学構造ではないもの)があります。通常、それぞれの薬の作用時間によって、 超短時間作用型(6時間以内)、短時間作用型(6〜12時間以内)、中間作…

睡眠薬 2

睡眠薬は、必要に応じた一定の期間、必要な量だけを上手に服用すればよいのです。世間一般では「睡眠薬を飲むと習慣になって、飲まないと眠れなくなる」 「睡眠薬を連用すると量が増えて中毒になってしまう」 などと言われることも少なくありませんが、実際…

睡眠薬 1

睡眠薬はうつ病の患者さんに多い「不眠」を改善する薬です。 「睡眠導入薬」と呼ばれることもあります。患者さんの不眠が改善されれば、精神的にも身体的にも健康となって、 睡眠薬がなくても眠れるようになるのが通例です。

抗不安薬 8

患者さんによっては、抗うつ薬開始から数日〜2週間くらいの比較的初期の段階で、不安やイライラ感が強まったり、不眠になることがあります。抗不安薬は、このような場合に短期間抗うつ薬と併用することが望ましいとされています。抗うつ薬の効果が現れたら抗…

抗不安薬 7

治療上の役割抗不安薬の効果は、服用後1〜2時間くらいで現れるため、抗うつ薬に比べて速く効果を示します。ただし、うつ病においては、多岐にわたる症状のうち、不安やイライラ感を対症的に軽減させる意味で使用され、、うつ病そのものの治療手段ではありま…